姿ある
されど触れえぬ
空の上
ともに見る夢
空高くあれ
いつもいる
なぜに触れえぬ
もどかしさ
閉じる目の中
未だ同じく
見えないよ
曇った世界
無知の未知
さ迷うは人
求めるは人
今生きる
見えるか心
それからさ
若笹に
冷たき視線
夕べまで
五月雨緑
涙降り切る
時流れ
すべてひと時
滴なり
小さいな
ぽつんと黄色
道端に
輝いて咲く
我も花だよ
見つけたよ
君の存在
ここにあり
雨降りも
ひたむきに咲く
今を咲く
それしかないさ
泣く暇無しさ
花びらの
捕らえししずく
魔水なり
環境
空気掃除機
摩訶不思議
衝撃のみ
音赤い色
我あるは
無限の不思議
神秘の地
無邪気にあれ
不思議の世界
意図の無
無垢の姿に
なぜ嫌う
千の花びら
繊細な花
店先の
甘える花は
人の中
時を見る
公衆電話
誰使う
日々あせる色
緑の電話
消えないよ
消えられないさ
声便り
おかあさん
姿亡き母
色赤く
我の血の花
消えぬ魂
おかあさん
おかあさんって
呼ぶ姿
いまだ時あり
無常の春
こどもの日
端午の節句
団子の日
なぜになぜかと
口にほおばる
母の味
祖母の味かな
柏餅
心色
魂の声
時代色
枠の無い窓
無限の宇宙
ひとしずく
意味あるしずく
水墨美
太陽に
我も我もと
顔上げる
夏に近づく
春のざわめき
我姿
ただ影となり
耳立てる
きづかない
足元の花
名も聞かぬ
私を見てと
すそを引っ張る
まさに花
美しい姿
神の業
そびえたつ
光のしずく
今を照らす
顔の無い窓
未来は在りず
冷風は
なぜにささやく
皐月空